料理しないケータリングサービス会社

テレビなどのメディアでも紹介されたグーグルに代表されるように、
アメリカのIT業界では社員に無料で昼食を提供する企業が増えています
(グーグル東京オフィスでは1日3食が無料でふるまわれており、食堂もテーブルスタイルたけではなく座敷スタイルのものが完備している)。

 

こうした社員への昼食提供は、IT技術者の勤労意欲・作業効率・愛社精神を高めるためには、
高い給与での処遇だけではなく食においても優遇することが効果的という認識の広まりに原因していると思われます。

 

しかし、シリコンバレーにあるIT系のベンチャー企業の多くは小規模で、
社員食堂など存在しないのが一般的です。
またそうした企業では社内に本格的な調理設備やカフェテリアなどを揃え、
シェフを常駐させて昼食をふるまうことなどできません。
そこで、企業に昼食を届けるケータリングサービス(わが国ではデリバリーと呼ぶべきサービス)の利用が増加しているのです。

 

企業に昼食を届けているのはeコマース企業で、
契約しているレストランや飲食業者の中から顧客からのリクエストに適した組み合わせを考えてメニューとスケジュールを組み、
それぞれのレストランや飲食業者から顧客のもとに届けさせているのです。

 

このeコマース企業には調理をするシェフやスタッフはいないことから、
料理しないケータリングサービス会社と呼ばれています。
代表的なものとしては2010年にサンフランシスコで創設された「Cater2.me」があり、
顧客にはAdobe・Dropbox・Klout・Yelpといったハイテク企業各社も含まれています。